2024.06.06 看護学科
授業紹介 2年生「治療?症状緩和技術」
「治療?症状緩和技術」は2年生前期の必修科目です。
看護師の業務には、①療養上の世話と②診療の補助の2つがあります。
この科目では②診療の補助に当たる、採血や注射?点滴などの看護技術を演習で学びます。
写真は、呼吸を整える技術である酸素療法や口腔内吸引を演習で行っている場面です。
酸素療法では、実際に酸素マスクをあててみて、患者さんの気持ちを考えることができました。
吸引は専用の人形を使って、痰を取る練習をしました。
学生からは、「患者さん役になってみて、酸素マスクは長時間付けているととても苦痛に感じるだろうと思った。それを理解した上で看護を行いたい。」
「短い時間で痰をしっかりとることは難しかった。吸引されてる時間は患者さんにとって不快だと思うので、患者さんの様子を観察したり、声掛けを行えるようにしたい。」
といった意見が挙がりました。
2年生は前期が終わると病院で初めて患者さんを受け持つ「基礎看護学実習Ⅲ」を迎えます。
演習を通して、看護者として安全で正しい技術を身につけるだけでなく、患者さんの立場に立った看護ができるようになることを期待します。
基礎看護学領域