2024.11.07 医療情報学科
医療情報学科の研究室紹介シリーズ第6弾
今回紹介するのは、松尾仁司研究室です。
名前:松尾仁司
職位:教授
専門領域:健康?医療情報学、情報セキュリティ、生体計測、プロジェクトマネジメント、など
【卒業研究のテーマ】
最近取り組んだ卒業研究の例を示します。
■医療分野のデータ利活用
?病院データベースを用いた内視鏡手術用支援機器活用の分析に関する研究
?保健医療オープンデータを活用した公立病院の運営状況分析に関する研究
?地理情報を活用した医療情報可視化システムの研究
■生活習慣や健康データの計測と解析
?非接触センサとウエラブルセンサを用いた健康データ利活用の研究
?音楽環境における心理的ストレス状態への影響の研究
?音楽のテンポによる睡眠の質の変化に関する研究
?画像処理技術を用いた健康データ計測の研究
■情報セキュリティ
?医療機関における指静脈認証技術の利用に関する研究
?情報セキュリティ対策評価実験システムの研究
■海外の医療事情の調査
?海外における保健医療分野の情報利活用に関する調査研究
?世界各国における環境?生活習慣による疾病死亡者数と医療機器検査の比較
【研究室の概要】
当研究室は、医療と健康にかかわる様々な情報を活用して、病院など医療機関におけるデータ利活用の研究や、個人の生活習慣改善に貢献する生体計測やデータ処理の研究、安全安心な情報セキュリティの研究、などに取り組んでいます。学部3年生、4年生に加え、大学院修士課程、博士課程で学ぶ学生も所属しているため、複数学年の学生が協力しながら一緒に活動し、新しいシステムの開発や健康な生活のヒントを知ることを目指しています。
研究室の配属が決まると、全員で協力しながら卒業研究につながる医療や情報処理の基本的な知識を身に着けます。また、教員や学生と一緒に、自分の興味があることからテーマを考えて、卒業研究に取り組みます。企業や病院などとも交流があり、就職活動に役立つ情報も入手できます。本格的に卒業研究に取り組み始めると、システム開発や実験データの測定、データ分析や調査など、それぞれのテーマに沿って研究を行いますが、研究室でのディスカッションや、時にはケーキやピザを食べながらリラックスした雰囲気で研究に取り組みます。研究成果がまとまるとプレゼンのテクニックも磨いて発表に臨むことになります。研究成果は学術大会などで発表することもあり、学外との交流も行うことができます。特に大学院の学生は関西や九州など遠隔地での学術大会も積極的に参加して、医療機関や企業などと様々な交流の輪を広げる活動を行っています。教員も前職で培った医療情報システムや医療機器メーカとのネットワークを活かして、新しい情報を積極的に紹介しています。
当研究室は海外大学との連携も活発に行っており、医療情報学科で推進しているフィンランドJamk応用科学大学との連携プログラムでの留学を支援しています。英語での会話を楽しんで世界中に友人を作ってみたい方、海外での生活に興味がある方など、気軽にご相談ください。