2024.11.13 健康栄養学科
産学官連携による食の安全理解促進事業を実施しました
球探足球比分6年10月に、食の安全に関する理解を深めることを目的とした産学官連携事業を実施しました。本事業は2回に分けて行われ、第1回(10月22日)、第2回(10月29日)合わせて80名の学生が参加しました。
参加学生は、スーパーマーケットでの衛生管理や安全確保の取り組みを見学し、群馬県食品安全検査センターでは、残留農薬や食品添加物、微生物検査など検査の現場を見学しました。また、「食の安全?安心について」をテーマとした講習会に参加しました。
スーパーマーケットでの施設見学では、異物混入防止のための工夫や、温度管理の記録システムなど、日々の安全確保の取り組みについて理解を深めました。また、作業場の衛生管理の可視化など、消費者の安心感を高めるための工夫も学びました。
群馬県食品安全検査センターでは、精密機器を用いた検査工程を見学し、授業で学んだ知識が実社会でどのように活用されているかを学びました。大腸菌検査や添加物の検出方法など、実践的な食品検査の現場を体験することができました。
講習会では、「安全」と「安心」の違いや、リスク管理の考え方について理解を深めました。特に農薬のリスク評価やADI(許容一日摂取量)について、授業で学んだ内容をより実践的な観点から学ぶ機会となりました。
参加した学生からは以下のような感想が寄せられました。
「お客様に安全であることが伝わるようにガラス張りの作業場になっていて、見える化により安心感を提供していることに感心しました。」
「日常では気づかなかったサポート(コロッケのアレルギー表示など)があり、情報発信をすることでより安全な食事を提供している工夫を多く教わった。衛生管理だけでなく、牛乳の選択の多さやセルフカレーなどの充実した品揃えなどお客さんのための工夫がなされていた。セルフカレーの質問では、企業側だけでなく、購入者側でも衛生管理がなされていることを聞いて、より衛生を意識した取り組みがなされていることを実感した。また、給食経営管理との繋がりがあることも質問をして実感した。」
「食品衛生学で学んだ残留農薬について、改めて理解できました。農薬のリスク対応にはリスク評価が欠かせないと学びました。」
「食品衛生学実験だけでなく、食品学実験などで行った高速液体クロマトグラフィーなど複合的に大学の学びが生かされていることを実感して、これからの学びも頑張りたいと思いました。」
学生たちは食品安全に関する現場での取り組みについて理解を深め、授業で学んだ知識と実践をつなぐ貴重な経験となりました。