2024.11.13 子ども教育学科
2025年度採用 教員採用試験合格者に聞きました
2025年4月採用の教員採用試験に現役合格した皆さんに、お聞きしました。
?名前S.Aさん
?高校名 高崎健康福祉大学高崎高等学校出身
?合格した種別/自治体(小学校/群馬県)
①採用試験に向けて努力したこと
一次試験では出題傾向や答え方を掴むために過去問を繰り返し解きました。群馬県は指導要領を踏まえた問題が多いため、解けなかった問題を中心にその範囲の指導要領を何度も見直しました。
二次試験では精神的な負荷がかかってきましたが、想定質問に対する自分の答えをノートにまとめて家で復習し、そのあと個別で面接練習しながら、自分のペースで対策をしていきました。また、学内?学外の友人とも練習を重ね、客観的なアドバイスを基に自分の面接技術を磨き上げていくよう努力しました。
②目指す教員像
子どもたちは、私たちが思っているよりもできることが多いと思います。だから教師は子どもたちの挑戦を後押しすべき存在だと考えています。私は子どもたちの可能性を信じ、挑戦する子どもたちを後押しできる教員になりたいです。
また、子どもたちには様々なことを経験し、物事を達成する困難さ、乗り越えることの大切さなどを学んでもらえたら嬉しいです。教員として、子どもたちの経験をより豊かにするために、自分自身もさまざまな経験を積んで、豊かな人間性を身に着けたいと思います。
③今、頑張っている人にアドバイス
一次試験は、対策講座に参加し、自分で過去問を繰り返していけば力がついてきます。群馬県は、指導要領に基づいた問題が多く出題されるので、過去問だけでなく、指導要領にも目を通しておく必要があると思います。
二次試験では、主に面接練習で想定した質問が聞かれたので、しっかりと講座で練習していれば安心して答えられると思います。面接では、自分の意見とその理由、思ったきっかけなどを自分の言葉で話せるようにしておくといいと思います。いきなりの本番は難しいと思うので、ノートなどにまとめ、少しずつ頭にいれておくといいです。
不安や緊張もあると思いますが、友達と協力して頑張ったり、時には気分転換したりし、長期的に対策を続けられるよう頑張ってください。応援しています!
?名前A.Sさん
?高校名 駒澤大学附属苫小牧高等学校出身
?合格した種別/自治体(小学校/川崎市)
①採用試験に向けて努力したこと
出身地では無いので川崎市の教育方針や歴史等を教育委員会の情報をもとに調べ、川崎市の特徴や取り組みを調べました。
私は大学の推薦をいただけたため、教養試験(1次試験)は免除されました。
しかし推薦がとれるまでは教養試験の勉強はやめませんでした。模試を受験し、さらに東京アカデミーの講座や教職支援センターの講座も受講しました。教養試験がないからといって決して気を緩めず、小論文対策を試験1ヶ月前から集中して勉強しました。論文は10テーマ以上書きました!
小論文の他に面接と場面指導があったので、面接は講座の時間におこない、場面指導は他の学生に児童役をしてもらい、より実践に近い対策をしました。
何度も繰り返すことで自信にも繋がるので数を多く行うことをおすすめします!
②目指す教員像
私が目指す教員像は子どもの声に耳を傾け、寄り添い、それぞれの個性を伸ばし、子どもとともに成長していける教師です。子どもとの日常会話を大切にしていきたいです。また、子どもたちは個性豊かなので、それぞれにあった授業方法があると思います。一人も取り残すことのない授業を展開し、授業を楽しいと思える児童が増えてくれると嬉しいです。私自身も授業力や学級経営力を伸ばすために学び続けていきたいです!
③今、頑張っている人にアドバイス
教師になりたいという強い気持ちをもって、苦手な分野であったとしても自分を新たに見つめ直せる良い機会になるので挫けることなく頑張ってください!毎日勉強することは大変な事だと思いますが、1日10分でもいいので参考書を開くことが大切です。自分が教師になった姿を思い浮かべたり、同じ目標を持った友達と一緒に勉強したり、美味しいご飯を食べたりとモチベーションを保ちながら頑張ってください!
?名 前S.Iさん
?高校名 茨城県立水戸第三高等学校出身
?合格した種別/自治体(特別支援学校/茨城県)
①採用試験に向けて努力したこと
主に、筆記試験と面接試験に力をいれました。筆記試験対策では、学内で開かれている対策講座や東京アカデミーの講座に参加し、一つひとつの講義を無駄にしないようにしました。3年に上がる春季休業の頃には問題集に取り組むようにしました。面接試験対策では、対策講座に参加し、指導していただいたポイントや質問内容などを自分のノートにまとめ、自分なりに考えを固めて言語化できるように練習しました。友達の練習姿なども観察し、参考にできるところは取り入れ、友達が受けた質問に対しても自分なりの考えを持つように意識しました。
②目指す教員像
子どもたち一人ひとりに向き合い、その子の得意なことや好きなことを見つけ、一緒に伸ばしていけるような教師になりたいです。特別支援学校には、障がいやその特性によってできないことが生じ、自己肯定感が下がってしまう子どもたちが多く在籍しています。そのような子どもたちの気持ちに寄り添い、共に過ごす中で、子どもたち自身が得意なことを見つけ、達成感を感じながら楽しく活動できるような学級運営や支援を行えるようになりたいです。
③今、頑張っている人にアドバイス
教員採用試験を受験する予定の人は、できるだけ早めに勉強を始めることをおすすめします。3年後期の実習期間はまとまった勉強時間を確保することは難しく、教員採用試験の早期化の影響で4年生に上がってからもゆとりをもって勉強することは難しいように思います。3年生の始めから勉強を始め、コツコツと進めておくと心にもゆとりが生まれると思います。対策講座への積極的な参加、長期休みの活用もおすすめです。
?名前M.Mさん
?高校名群馬県立前橋東高等学校出身
?合格した種別/自治体(中学校/群馬県)
①採用試験に向けて努力したこと
振り返ると、これまでで最も勉強をした期間でした。特に、一次試験の専門科目である英語の勉強に力を入れ、毎日スマホのアプリや単語帳を使って英単語を覚えたり、問題集を解いたりして英語に慣れるよう努めました。また、英語の先生方の研究室に通って試験対策をして頂き、本番までに実力をつけることが出来ました。思うようにいかず苦しい時期もありましたが、同じ校種を受ける友達と励まし合いながら、最後まで頑張ることができました。
②目指す教員像
生徒に英語の楽しさを伝えられる教員になりたいです。英語は「難しい」「わからない」「嫌い」と感じる子どもが多いように思います。私自身も同じように感じた経験があるので、子どもたちの気持ちに共感できます。そのため、英語の好き嫌いに関わらず、どんな生徒にも寄り添ってあげたいです。全ての生徒が英語を好きになるのは難しいかもしれませんが、少しでも「英語は面白いかも」「楽しいかも」と感じてもらえる教師を目指したいです。
③今、頑張っている人にアドバイス
試験勉強をしていく中で、毎日コツコツ勉強をしていくことが大切であると感じました。まず自分なりの勉強法を見つけるといいと思います。頑張ることも大切ですが、勉強しながら自分へのご褒美も作ってあげてください。中学校で受験をする人は少ないので、不安に思うことも多いかもしれませんが、最後まで諦めずに頑張ってください。試験本番まで残された時間を大切に!一次試験も二次試験も頑張ってください!