2025.01.08 医療情報学科
大学院医療福祉情報学専攻修士課程学生が第44回医療情報学連合大会で発表しました
医療福祉情報学専攻修士課程2年の稲田岳人さんが、福岡国際会議場で開催された第44回医療情報学連合大会(11月21日~24日)で研究成果を発表しました
発表題目は、「A quantitative risk evaluation method against cybersecurity threats for Japanese medical institutions」で、2023年8月から2024年6月まで留学していた、フィンランドJamk応用科学大学大学院での研究成果をまとめた発表です。
近年多発している医療機関へのサイバー攻撃に対応するため、電子カルテなど病院情報システムのセキュリティリスクを従来の方法と比べより詳細に評価できる方法に関する研究となっています。
発表はポスター掲示前でのディスカッションに加えて10分間の口頭発表と質疑応答を行い、新しいリスク評価法の提案に対して多くのディスカッションをすることができました。医療情報セキュリティの専門家からも、重要なテーマであり更に研究を進める事を期待するとのコメントをいただき、研究内容を専門家と議論できる学会発表の重要性を改めて認識することができました。 また、学会期間中は学会会場の隣で大相撲九州場所が開催され、有名アーティストのコンサート、福岡ソフトバンクホークスの優勝記念パレードなども重なって、福岡市内は大変にぎわっていました。今後も学会活動を通じて、社会に役立つ研究と情報発信を進めてゆく予定です。



記 共同発表者 松尾仁司教授