2025.01.15 看護学科
成人看護学演習B 術後観察演習とBLS演習を行いました
看護学科2年生を対象に術後観察演習とBLS(一次救命処置)演習を行いました。
術後観察演習では、【術後合併症の観察】と【早期離床援助】を行いました。【術後合併症の観察】では、手術後に起こりうる合併症である無気肺とイレウス(腸閉塞)についてフィジカルアセスメント技術を実施しバイタルサイン測定、呼吸音聴取、腸蠕動音聴取などを行いました。【早期離床援助】では手術後1日目の患者を想定して術後疼痛、嘔気、めまいなどに注意しながら援助する方法について学びました。学生達から「患者の負担とならないよう、必要な観察を手際良く行うことが大切である」「離床の必要性をわかりやすい言葉で説明することが大切である」などの学びが寄せられました。これらの学びを、3年次の急性期?回復期実習での看護実践に活かしてくれることを期待しています。
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術後観察演習 早期離床援助
次に BLS 演習では 3~4人で 1 つのグループとなり、バイスタンダー(傷病者が発生したときにその場に居合わせた人)となって救急車が到着するまでの時間を想定し、胸骨圧迫と AED の装着を実施しました。また BLS(一次救命処置)は看護師国家試験の出題頻度が高いため基本的知識と国家試験過去問題の練習問題を行いました。実技終了後は学生達から「その場に居合わせた人達で CPR(心肺蘇生)を実施するには、声を掛け合いながら協力することが大切である」などの意見がありました。
また練習問題に真剣に取り組む姿が印象的でした。この演習を通して学んだ知識と技術が、今後、傷病者の救命率の向上につながることを期待しています。
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BLS(一次救命処置)演習
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BLS(一次救命処置)練習問題の取り組み