2024.07.31 看護学科
台湾輔英科技大学留学生が講義に参加しました
2年生の専門科目「地域?在宅看護学方法論Ⅰ」の講義では、病気を抱えながら地域で生活する療養者と家族が安心して生活するための看護支援、多職種連携、社会資源について考え学びます。
7月25日(木)に、「在宅におけるエンドオブライフケア」の講義を行いました。
台湾輔英科技大学からの留学生3名に参加してもらい、人生の最期までその人らしくより良く生きることを支えるケア=エンドオブライフケアについて考えました。人生の最期にどうありたいかを考える「もしバナゲーム」を実施しました。このゲームは、自分自身の価値観を考え、一緒にプレイし学生同士で語り合います。
講義後の学生の感想です。
「人それぞれ価値観は異なり正解は無いということを改めて感じた。」
「意思決定ができなくても、勝手に看護を提供するのではなく、その人の思いを尊重して行うことが重要だと感じた。」
「ゲームを通して、その人らしく生活し死を迎えられるよう看護師として支援する必要性を感じた。」
「台湾の留学生と一緒に行い、国際的なエンドオブライフケアを考えることができた。国が違っても価値観を尊重する看護は大切と思った。」
「最期まで本人の希望や生き方を尊重した医療、看護を提供する事でその人らしい人生を送ることができるが、本人が安楽死、尊厳死を望んでいる場合、それを援助することはできないため難しいテーマだと感じた。」
など、もしバナゲームを通して、深くエンドオブライフケアの看護を考える機会となりました。
台湾からの留学生は「沢山の価値観に触れることができた」「日本の学生と一緒に考えることができて、貴重な機会になった」と感想を話してくれました。
お互いに他国の価値観や看護に触れる良い交流となりました。
超高齢社会の中、病気を抱えながらもその人らしくより良く生きるを支える、生ききることを支えるケアの重要性は増しています。
台湾輔英科技大学留学生のみなさん。ありがとうございました。
在宅看護学領域