2023.05.19 看護学科
看護学科2年生 ICTを活用した授業「看護学方法論」の紹介
「看護学方法論」は看護学科2年生の必修科目です。この科目は、看護を実践するために必要な看護の考え方を学ぶ科目です。15回の講義と演習を通して、1人の模擬患者さんの状態を見極め、看護計画を立てます。患者さんの状態を見極めるための第一ステップとして患者さんの情報を収集します。情報を収集する方法の一つとして、電子カルテからの情報収集が挙げられます。
看護職を育てる教育機関では、学生のICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)を活用する力を育むことが求められています。電子カルテはまさに医療分野のICT活用の代表例といえます。「看護学方法論」では、本物の電子カルテのように操作ができる教育用電子カルテを使って模擬患者さんの情報収集の演習を行いました。
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2年生はこの演習で、電子カルテに記載されている情報や電子カルテの操作方法を演習で体験することができました。演習を終えた2年生からは、「電子カルテには患者さんの詳しい情報がたくさん書かれていることが分かった」「電子カルテに慣れていないので情報を集めるのが難しかった」「電子カルテには大切な個人情報が含まれているので、取り扱いには充分注意する必要があると思った」といった感想がありました。
2年生は8月の「基礎看護学実習Ⅲ」ではじめて患者さんを受け持ち、病院で電子カルテから情報収集をすることになります。この電子カルテの演習で実習へのイメージをふくらませています。
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基礎看護学領域