2023.06.01 看護学科
【授業紹介】キッズファム財団 石井先生から特別講義をしていただきました
5月25日(木)の小児看護学方法論(看護学科2年生の必修科目)において、重い病気を持つ子どもと家族を支える財団(キッズファム財団)の理事 石井由美子先生をお招きし、特別講義をしていただきました。講義の中では、障がいの子どもの権利擁護や支援の歴史的経緯、医療的ケア児とその家族(両親やきょうだい)の思いや生活の実態、キッズファム財団の活動内容など、写真や調査研究を提示していただきながら、わかりやすく説明していただきました。
ノーマライゼーション思想の高まりを契機として、現在では、障がい児と家族が社会から孤立することなく在宅生活を支援するシステムが推進されつつあり、看護の役割が変化?拡大してきています。講義を通じて、適正な倫理観をもちながら障がい児とその家族のQOLの向上に貢献すること、常に障がい児と家族中心の支援を行っていくこと、そのためには看護職者として広い視点をもちながら自己研鑽していくことの重要性を改めて学ぶことができた講義でした。
また、特別講義には、石田朋靖学長、渡邊秀臣保健医療学部長、倉林しのぶ看護学科長も聴講されました。講義の最後には石田学長より「高崎健康福祉大学の学生として、講義での学びを生かし、『人々の健康と福祉に貢献する専門職』を目指してほしい」というメッセージをいただきました。
看護学科2年生には、今回の特別講義と、高崎健康福祉大学で開催されている写真展「“いのち”輝く」への参加を通じて、本学の理念でもある「人間の尊重と理解」する姿勢、能力を身に着けてくれることを期待しています。
小児看護学領域