2024年9月6日～16日の11日間、フィンランドのユバスキュラ市にあるJAMK応用科学大学にて研修を行ってきました。本研修では、福祉施設視察や講義受講の他、「フィンランドの食文化と健康の探求」というテーマで、健康と食に関するプロジェクトを行いました。社会福祉学科2名、健康栄養学科1名、計３名の参加学生が、サウナ文化をベースとするフィンランドの人たちは、どのように健康維持に努めているのか、伝統的な料理は今も継続して食されているのか等、現地の人たちにインタビューしながら、調査、考察するといった内容です。滞在中は薪を燃やしてあたためる伝統的なサウナと湖水浴を実際に体験したり、地元の人たちが子供のころから親しんできた食に関するエピソードを聞いたりして交友を深めました。互いに母国語でない英語でのやり取りは、時に、もどかしいこともありますが、表情やジェスチャーなど言語以外のコミュニケーションスキルを駆使して伝え合うこともまた喜びの一つです。参加した学生たちにとって、自ら考えて行動し、試すことを、実際の体験で学べるのも、海外研修の醍醐味と言えるでしょう。仲間との連帯感や新たな友人との出会いからも大いに刺激を受けながら、実のある研修であったことと思います。この経験が参加学生の今後に役立つことを願ってやみません。