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あらゆる救急現場に備え
知識と技術を磨きどんなときも冷静に対応
あらゆる救急現場に備え
知識と技術を磨き
どんなときも冷静に対応
前橋赤十字病院
高度救命救急センター救急外来 / 看護師
関山 裕一(2007年3月卒業)
高度救命救急センターでの主な仕事は大きく分けると救急外来での看護とプレホスピタルでの看護の2点です。プレホスピタルケアというのは、急病人や怪我人などを病院へ運び込む前に行う応急手当てのことで、私の場合はドクターヘリやドクターカーに搭乗(乗車)して病院へ運ぶ前の応急措置を行っています。目で見てすぐに分かる患者さんの身体的状態に対するケアばかりではなく、目に見えない心理的?社会的問題に対する看護援助、ご家族への対応、さらに医師による緊急処置の介助等も大切な役割です。特にご家族は不安で仕方ないところに騒々しい環境での対応を余儀なくされます。混乱してしまってもやむを得ない状況ですので、最初に接する私たちが落ち着いて心理サポートをすることが非常に大切です。救急の現場に同じものはありません。ドクターヘリではこれまで400回ほどフライトしていますが、いまだに不安が頭をよぎります。しかし、その不安をそのまま現場に持っていくことは絶対にしません。できる限りベストな行動が取れるように日頃から想定される事態とその対応をシミュレーションし、救急医療における知識や技術をつねに磨き、現場では冷静に全体を観察して、どんな場合にもとっさの判断ができるようにいつも自分を鍛えています。
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狭い機内で効率よく、スピーディーに救命処置を行うには準備が非常に重要。医師、パイロット、整備士、現地の消防との連携も欠かせません。
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小さなコミュニティの中で
信頼される保健師を目指して
片品村役場
保健福祉課
保健師
桒原 絵里(2015年3月卒業)
在学中の実習でお世話になったことをきっかけに、片品村役場に就職。保健師として精神保健や予防接種業務を担当しています。小さい自治体で住民の方々と密接な関係を築けることが魅力ですが、一方で信頼を損なわないよう、常に情報の正確性には注意しています。「わからないことをそのままにしない」という先生の言葉を胸に刻んで、住民の方々のためにも、学び続ける姿勢を大切にしていきたいです。
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アドバイザーの先生のおかげで
目標に向けてがんばれました
前橋市立桂萱小学校
養護教諭
田村 優奈(2018年3月卒業)
看護師志望の学生が大半を占める中、養護教諭を目指していた私は周囲とのズレを感じて、時に意欲が下がることも。そんな時にも真剣に相談に応えてくれてた先生のおかげで、前向きに勉強ができました。学んだ看護の専門知識やコミュニケーションの技法は、いまでは養護教諭の仕事にしっかりと活きています。これまで私を支えてくれた人たちのように、私自身も子どもたちを助けられる人を目指していきます。